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品源が代理した格力電器「GREENLY」の異議申立てにおいて勝訴致しました。

「好空、格力造。」とは広東省珠海格力電器股份有限会社(以下格力会社と略称)の有名な広告です。

 但し、同じ広東省中山市にある天潤瑞豊電器有限会社(以下瑞豊会社と略称)も「好品、格力造」という広告を出しました。それだけではなく、瑞豊会社の法人である張志東は自らの名義で格力会社の「GREE」商標と近似した「GREENLY」商標を出願し、また当該商標を用いて、関連商品を販売しました。瑞豊会社のこういう行為に対して、格力会社は異議を申立て、 北京市高級人民法院(以下北京高院と略称)は終審判決を下しました。北京高院は異議申し立てに係る商標「GREENLY」が引証商標「GREE」と近似すると認定し、一審判決及び国家工商行政管理総局商標評審委員会(以下商評委と略称)が下した裁定を取り消しました。

GREENLY」の中国語意味は「緑の地」であるようで、当該商標は張志東により出願され、指定商品は低温にする容器、冷蔵庫等です。20094月、「GREENLY」商標は国家工商行政管理総局商標局(以下商標局と略称)により発表されました。その後、格力会社は異議申立てをしました。

実際には、格力会社は1992年の第一件商標を登録してから、商標の登録範囲と保護範囲を拡大かつ網羅しつつあり、また全世界であらゆる角度から商標登録策略を実行しました。現在では、格力会社は全世界の210カ国または地域で8000件以上の商標を出願しました。その範囲は格力会社及び格力の子会社の商品または業務と将来展開するであろう商品や業務を含んでいます。

今回の案件について、格力会社は「GREENLY」商標が「GREE 「格力」 GREE格力及び図形」等の9件商標と近似商標となり、また「GREE格力」の図形商標が商標局により著名商標と認定され、かつ使用されたことを主張しました。しかし、格力会社の主張は商標局に認められませんでした。後に、格力会社は商標委に再審請求を提出しましたが、却下され、そのあと、法院へ行政訴訟を起こしましたが、その結果敗訴しました。「GREENLY」商標は「GREE”」「GREE格力」などの商標と区別があることに対して、格力会社の担当者の李明華は「相手方は不正の目的を持って商標を使用しているので不正競争となる」と強調しました。

格力会社が提供した情報によると、2009年に瑞豊会社が生産した「深セン市格力厨具有限会社」と「GREENLY」の標識を貼っているガスレンジは品質検査で不合格となり、広東省中山市質量監督査察局に700台余処分され、瑞豊会社も4万元の罰金を課されました。それがきっかけで、格力会社は不正競争で広東省中山市第二中級人民法院に瑞豊会社を訴え、勝訴したことが分かりました。その際、中山法院は「格力」が核心商号だけではなく、商標としての知名度も高いことから、消費者が商品を混同し、及び誤認を生む恐れがあると判断し、権利侵害の停止を命ずる一方、格力会社へ15万元賠償することを判決しました。

この案件において、格力会社の代理人としてインタビューされた李靖弁護士は、異議申し立てに係る商標「GREENLY」が格力会社の引証商標「GREE」という文字を完全に引用しており、「GREENLY」商標は「GREE」の後に「NLY」を加え、新たなる意味を与えたと主張しますが、呼び方、外見などから見ると引証商標と近似している上、引証商標は市場影響力と知名度が高いので、消費者が商品を混同し、誤認を生む恐れがあるに違いがないと指摘しました。201210月に格力会社は北京高院に上訴しました。

北京高院は商標の近似するかどうかの判断について、商標標識の全体と構成要素を考えるだけではなく、商品の関連性や商標の知名度なども考慮すべきこととし、消費者が商品の混同あるいは誤認する恐れがあるかどうかを判断基準として、考えなければならないと明示しました。「GREENLY」商標の出願日の前に「GREE」などの商標はすでに一定の知名度を有しており、同じ又は類似の商品でこの商標を使うと、消費者が商品を混同しやすく誤認する恐れがあると判断し、近似商標となる判決を下しました。